建築・街づくり・都市計画好きにおすすめしたい本3選。

僕は建築好きですが、その流れで都市計画、再開発、地方創生とかが好きで頭の中で勝手にどんな都市が良いのか脳内シミュレーションしています。

興味が湧きすぎて最近は街づくり系の本を色々読んでいます。その中で読んでみてより知識を深めることができて面白かった本を3冊ご紹介。

  • 福岡市が地方最強の都市になった理由
  • スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町
  • すごい立地戦略 街は、ビジネスヒントの宝庫だった

福岡市が地方最強の都市になった理由(木下

現在、多くの人が九州一の大都市だというイメージをお持ちですが、そうなったのは戦前からの独自の街づくりの賜物であり、いかにして発展していったのかを分析した本です。

現在、福岡は国内外から評価されており、2000年AsiaWeek「アジアで最も生活しやすい都市」第1位を獲得し年々都市の魅力を向上させている日本の数少ない都市です。

戦前は九州での存在感は弱かった

意外にも戦前は行政都市として熊本に軍やの政府の出先機関があり九州の中心は熊本でした。戦後は工業都市として北九州市の存在感が大きくあり福岡市の地位は今よりも低いものでした。

常識に囚われない政策が発展の力に

その状況の中で、福岡市は水不足によって工業化ができない人口を増やさないという制約が多くあったにも関わらず、だからこそ時代の常識に囚われない政策をどんどん打ち出し成功した都市であることが知ることができます

そこには今でも参考にできるアイデアや精神が多くあります。

独自性のある都市であることが大切

ここで参考になるは、他の都市の真似事や横並びになる政策ではなく、常に独自性のある政策を続けていくことコレがもっとも大切であることです。

この書籍では厳しい都市間競走を生き抜く術がここでは知ることができます。

筆者は他にも地方創生系の書籍を多く出しているので他書籍もオススメです。街づくりの中でも地域再生や元気な地方の作り方が知りたい人の参考になると思います。

スローシティ 世界の均質化と闘うイタリアの小さな町(島村 菜津)

この書籍ではイタリアのスローシティである9都市の個性ある街づくりについて知ることができます。

便利さを求めるの日本の都市とは違う少し不便だけど心豊かに過ごせ、個性がある田舎町は日本の地方の行く末を考える上で参考になります。

スロシティとは

スローシティはイタリアで起こったスローフード・スローライフ運動から発展した地域文化顕彰活動。

均質化された街は無個性で魅力がない

現在、日本のみならずグローバル化によって世界の均質化が進んでいます。日本の地方の田舎町でも街は乱開発され国道沿いには同じチェーン店、駅前は便利だけど、どこも似たり寄ったりの街並みで面白み個性に欠けている。

利便性を求める代わり昔ながらの地方の個性が失われ、結果的に地方の魅力低下と衰退に繋がっている現実があります。

イタリアのスローシティ概念を元に個性ある街づくり

イタリアの田舎町は元気とよく言われますが、昔からそうではなく戦後は主要な都市が工業化によって発展し周辺の田舎町は過疎化の一途を辿っていました。

その中でイタリアの田舎町ではスローシティの概念を重要にし、個性ある街づくりを目指し活気ある田舎町にすることが成功しました。

美しい田舎の風景とワインの街として復活

この本で述べられているのは、トスカーナ州グレーヴェ・イン・キアンティの例です。この田舎町も50年代〜80年代は衰退していました。

その魅力に気付いた移住者がきっかけとして上質なワインを作り始めたのがきっかげで活気が戻り始めました。

その甲斐もあり現在では世界的に有名なワインの名産地であり、ワインやアグリツーリズモを目当てに多くの人が訪れる活気のある田舎町になりました。

日本の田舎の町おこしの参考になる

このように今まで過疎化し魅力がない町も実は魅力があって、その独自性を引き出していけば町は活気を取り戻せると言うことが学べる本でした。

便利さや他の都市を真似るのではなく個性を追求する姿勢は日本の田舎でも生かしていけるはず。

すごい立地戦略 街は、ビジネスヒントの宝庫だった(榎本篤史)

やっぱり日本の街に欠かせないのコンビニなどのチェーン店です。この本ではチェーン店の立地戦略を知ることができ、その街をより知るために必要な人の動きや客層をより知ることができます。

どんな街も人がいてこそなので、その人の心や行動を分析するのは大切です。この本を読むとより活発な街にするためのマーケティング的な観点を学べます。

身近なコンビニやチェーン店の立地戦略を知れる

例えば本書の序盤の章であるコンビニ大手、3社の立地戦略はかなり面白いです。同じコンビニとは言えかなり戦略が違います。自分の街の身近な立地を考えると、だからココに出店したんだと腑に落ちて楽しんで読み進めれます。

立地に貪欲なセブンイレブン

本書には特にセブンイレブンは立地に関して貪欲に追求して点が面白く勉強になるなりました。よりいい物件、立地を求めて店舗を出店し移転する背景には立地が利益に大きくつながることを物語っています。

日頃、セブンイレブンは移転が多いと思っていましたがその原因を知ることができて興味深かったです。

何気ない街の風景も戦略の上で成り立つ

他に、日頃何気なく利用したチェーン店はただ出店しているのでなくその裏には大きな戦略があってのことだと改めて実感しました。

その街の客層や人の動きを分析した結果、売上が見込めるところを狙って出店しいるのはすごく勉強になる。

これを読めば、見慣れた街の見方もいつもとは違って見えるようになりマーケティングの知識を養うのにも一役買いそうです。

まとめ:都市開発好きにはぜひ読んで欲しい

より活気のある人の息づく町を作るにはどうするのかが知れる本をまとめてみました。都市開発や街づくりが好きな人にはきっと為になる本ばかりです。

ぜひ、読んで見てください。

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